No.usa019東光寺五百羅漢(動画あり)
- 宇佐市大字江須賀1754
- 2019年06月18日
宇佐市江須賀にある東光寺には、喜怒哀楽の表情をした五百羅漢があります。 東光寺は貞治元年(1362)に臨済宗として開山し、戦国の世を経て寺跡だけになっていたのを17世紀半ばに再興されたと伝えられており、その後、曹洞宗に改宗し現在に至っている寺院です。 五百羅漢は安政6年(1859)、15代住職道琳が干害に苦しむ農民を救いたいと、当時著名だった日出の石工に制作を依頼したことが始まりで、明治15年(1883)までの24年間に渡って521体もの羅漢像を彫り上げました。 石仏の一つ一つを見ていると、身近な人々や懐かしい人の顔を思い浮かべたり、自分にそっくりな顔をした羅漢像に会えるかもしれませんよ。 また、本堂の裏には十六羅漢と珍しい仏足石もあり、五百羅漢と共に宇佐市の有形民俗文化財に指定されています。